滅菌と洗浄:再生処理

再生処理の現場で働くみんなを応援します。

中央材料室:滅菌管理部門(CSSD)の役割

中材、中央材料室、サプライ、滅菌室などさまざまな呼び名があります。そこは、どんな仕事をするところなのでしょうか。

病院などで使われ汚染された器具を、別の人に安心して使える安全な器具に再生する仕事をしています。その仕事を「再生処理」といいます。

取扱うものは、使用済みの汚染された器具。

再生処理できる器具は、再使用が可能な器具に限られています。

単回使用=ディスポーザブル=使い捨ての製品を再生することはできません。

  1. 回収・返却
  2. 仕分け・洗浄・消毒
  3. 乾燥
  4. 検査保守(点検とメンテナンス)
  5. 組立
  6. 包装
  7. 滅菌
  8. 滅菌の効果確認
  9. 保管
  10. 供給(払い出し)

このような一連の作業が「再生処理」です。

再生処理を行う上で大切なことが2つあります。

まず第一に作業を行う人達の安全を守ること、そして再生処理の品質を保証することです。

医療器具の汚れや不具合で、人々の命を危険にさらすようなことがあってはなりません。医療・歯科医療の目的は「人の命を守る」ことです。

高度な先進医療だけで診療や治療は行えません。清潔で安全な再生器具がなければ、病院は成り立たないのです。以前は、縁の下の力持ちといわれていました。しかし、実際には医療を支えるために不可欠なとても重要な仕事です。

科学的な根拠(理由)に裏付けられた確かな知識と技術で、患者さんの命を守ることに誇りを持って働けるやりがいのある仕事です。

 

CSSD:central sterilesupply department 滅菌供給部門(滅菌管理部門)

SUD:single-use device 単回使用医療機器

RMD:reusable medical device 再使用可能医療機器