滅菌と洗浄:再生処理

再生処理の現場で働くみんなを応援します。

再生処理:器具の分類と処理工程の違い

再生処理の方法は3つあります。 クリティカル器具:滅菌するもの セミクリティカル器具:中~高水準消毒するもの ノンクリティカル器具:洗浄のみまたは低水準消毒するもの 器具がどの場面で使われるかによって3つに分類され、その目的に合わせて処理工程が…

点検とメンテナンス:再生処理④

きちんと洗って乾燥した器具は、わたしたちが素手で触っても安全です。ドイツなどでは、洗浄・乾燥後の器具は素手で取り扱っていますが、日本ではグローブを着けて取り扱う施設が多いようです。決まりはありません。 せっかくきれいに洗った器具を素手で汚し…

乾燥:再生処理③

再生処理の中で、乾燥もとても重要です。洗浄・消毒後は乾燥機を使って素早く完璧に乾かす必要があります。 乾燥が重要な理由 手で拭くことの問題 乾燥機の使用 滅菌では乾燥が重要 薬液消毒でも乾燥が重要 乾燥が重要な理由 水分に触れていると器具が錆びる…

仕分け・洗浄・消毒:再生処理②

洗浄は再生処理の中でもっとも重要な部分です。汚れをどれだけ落とせるかが、その後の滅菌の質に大きく影響します。洗浄効果に影響する重要なポイントは「洗剤」と「水」です。 洗浄には3つの前提条件があります。 感染防止対策:個人防護具の正しい使用 洗…

使用済み器具の回収・返却:再生処理①

病院などで使われた器具は、汚れています。 器具を使った現場は、その汚れが乾かないうちに中材へ速やかに回収・返却しましょう。どうしても時間が経ってしまう場合には、乾燥防止のスプレーを散布して容器の蓋をし密封しておきます。 乾いてしまった汚れは…

中央材料室:滅菌管理部門(CSSD)の役割

中材、中央材料室、サプライ、滅菌室などさまざまな呼び名があります。そこは、どんな仕事をするところなのでしょうか。 病院などで使われ汚染された器具を、別の人に安心して使える安全な器具に再生する仕事をしています。その仕事を「再生処理」といいます…